女性に多い、つらい便秘。根本的な解消方法は?

2017. 09. 01

便は健康のバロメーターです。
腸美人は超美人!と言うほど、腸内環境が良いと体も心も健康でいられるため、美しくいる為の基本です。
日本内科学会が定義する便秘の基準は、3日以上排便がない、また毎日排便があっても残便感がある状態、とされているようです。
昔は便秘だった、という人が体質改善をして便秘とは無縁になったという例もたくさんある様に、便秘は決して治らない体質ではありません。
ただ単につらいだけでなく、重大な病気を招く原因にもなるので、たかが便秘と放置しておくのは危険です。
ここでは根本的に便秘体質からさよならするための今スグできる対策を調べてみたいと思います。

便秘で悩むのは女性の方が多い?


便秘は男性よりも女性がなりやすい傾向にあります。
その理由は、筋肉量が少ないこと、さらに黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用で腸の動きが鈍くなることなどが挙げられます。
黄体ホルモンは、女性が妊娠したときに流産のリスクから赤ちゃんを守るために、子宮を動かないように抑える働きをします。
その時に腸の蠕動運動も抑制してしまうことがあるのです。
また、黄体ホルモンが分泌されると、腸壁からたくさんの水分を体に溜め込もうとする作用も起こります。
そしてその結果、便から水分が奪われ便秘になってしまいます。
黄体ホルモンは排卵後に分泌量が増えるため、生理前は特に便秘になりやすい方も多いのではないでしょうか。
さらに、この時期は体温も低温期にあたり、体がとても冷えやすい状態になっています。
冷えも便秘を引き起こす大きな要因です。
運動不足は筋力が低下し、筋肉の少ない体は代謝が低く冷えやすい、冷えた体は胃腸などの消化機能も鈍くなり便秘になりやすい、という悪循環のループに陥ってしまうのです。
出産経験のある女性なら、骨盤の開きも便秘になりやすい要素です。
骨盤の開きや緩みはお腹の筋肉の低下にもつながります。
一度、骨盤の状態をチェックしてみるのもおすすめです。

こんなに危険!便秘が体に与える悪影響

冒頭でも述べたように、便は健康のバロメーターです。
昔からバナナ型が例えられているように、理想の便とは、適度な柔らかさと、色は黄色に近く、痛みや違和感なくスルリと排便できるものを指します。
このような理想的な排便は、便秘が続くと中々難しくなります。
さらにそのまま放置してしまい、慢性化してしまうことで、どのような異常が体に現れてくるのでしょうか。
便は体から排出されるべき老廃物です。
便が何日も腸内に滞在しているうちに腐敗した結果、悪玉菌が増えてしまいます。
そして発がん物質や、有毒ガスを発生させてしまうことにつながります。
家庭での生ゴミをゴミ箱に長期間放置しておくようなイメージです。
それが体内で起こるわけですから、体に良いわけがありませんね。
発ガン性物質や有毒物質は腸内で吸収されて、血管に入り込み体中に流れていきます。
その為、最初は体が重だるくなり、次第に肌荒れなども引き起こす原因となるのです。
さらには、大腸ポリープ、大腸ガンなどのリスクも高まります。
また便秘が続く原因として、女性の場合は子宮の疾患の可能性もあります。
便秘体質だから、と軽視して見過ごしてしまうのは危険です。

つらいときに試してみたい!即効便秘解消法

便秘の解消法として、即効性があるものは「食物繊維」と「乳酸菌」の2つの力を借りて、腸内環境を良くすることです。
まずはこの2つについて知識を深めておきましょう。
食物繊維には2種類あり、便秘の原因によって使い分ける必要があります。
腸の動きが悪く、食事量が少ないために起こる便秘には「不溶性食物繊維」が有効です。
きのこ類や豆類、ごぼうなどの野菜に多く含まれ、これらの繊維は消化器では溶けずに大腸まで到達します。
大腸を通過する際に腸を刺激するので、排便効果がアップしますが、それと同時に水分を多く要します。
一緒に水分補給することを忘れないでおきましょう。
続いてもう1つは「水溶性食物繊維」で、ひじき、めかぶなどの海藻類やバナナ、ももなどの果物類、モロヘイヤ、オクラなどのネバネバ系の野菜に多く含まれます。
便が硬いことによる便秘に効果的で、善玉菌のエサになって腸内環境を整えます。
不溶性と水溶性の食物繊維は2:1のバランスで摂取するのが理想的です。
次にもう1つの便秘解消の強い味方、「乳酸菌」の効果についてご説明します。
まず腸内には、善玉菌、悪玉菌、そしてそのどちらにも変化する「日和見菌」という3種類の菌が存在します。
腸内でのバランスは日和見菌が全体の7割を占めているので、日和見菌がどちらに傾いてしまうかによって、善玉菌と悪玉菌のバランスが大きく変わってきます。
傾向として、日和見菌は数の多い方に味方するため、善玉菌の数を意識して増やすことが大切です。
善玉菌を増やすには乳酸菌やビフィズス菌を積極的に摂ることが効果的です。
乳酸菌にはいくつか種類があり、美肌効果、免疫力アップ、アレルギー対策など目的によって使い分けられています。
サプリメントやヨーグルトを選ぶときは、腸内環境を良くする目的で製造されているものを選びましょう。

根本的な解消法はある?便秘知らずに体質改善!


先ほどご説明した通り、まずは即効性のある方法で今すぐに便秘状態を改善したら、次のステップとして便秘にならない体作りをすることを意識していきましょう。
便秘の原因の悪循環を改善していく必要があります。
まずは下腹部の筋力アップや骨盤の歪みの解消のための運動やストレッチをしましょう。
腹筋や背筋を中心に軽く筋トレするだけで排便がスムーズになります。
長時間のデスクワークは間違った姿勢を継続することで、骨盤の歪みが進行しやすくなります。
正しい姿勢で椅子に座ったり、骨盤クッションやベルトなどを活用しても良いですね。
もう1つ注意点は冷えです。
便秘は、水分不足が大敵ですが、水分を摂るために冷たいもので体を冷やさないよう注意しましょう。
朝、起き抜けにコップ一杯のお白湯を飲むと、腸が優しく刺激され、排便促進につながります。
お白湯の作り方のポイントですが、やかんでお湯をしっかり沸騰させて、コップに入れた時に白く濁るのがお白湯です。
このとき、やかんのふたはせず、しっかり湯気を出すことがポイントです。
適温になるまで放置し、飲める温度になったらゆっくりと飲んでください。
体に負担がないので、内臓までしっかり温まり、便秘改善だけでなく免疫力のアップにもつながります。

まとめ

便秘は体からの危険信号のサインです。
これを機会に軽い運動と体の冷えに注目してみると、便秘解消以外にもたくさんの健康や美容のための良い効果が期待できます。
食後に散歩をする、夏でも素足で過ごさずに靴下をはく、オフィスでのエアコン対策にブランケットを用意する、シャワーで済ませずにお風呂にしっかりとつかること、など日常生活でできることがたくさんあります。
便秘が改善されると、肌の状態も驚くほど良くなります。
ぜひ、この機会に便秘体質から、自分自身でデトックスできる体質改善の努力をしてみましょう。

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