【栄養士が教える】自分に合ったサプリメント、どうやって選んだらいい?

2017. 09. 01
監修:吉川圭美 栄養士・栄養カウンセラー・ライター
5年前、取材で出会った分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)に魅了され資格を取得。「毎日を楽しく、ゴキゲンに過ごすための栄養」をキーワードに、栄養のおもしろさをわかりやすくアウトプットするため活動中。

サプリメントというと、少しネガティブなイメージを持っている人もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、自分たちがふだん口にする食事のこと、身体の調子のことなどを改めてじっくり見つめ直してみると、実は忙しい現代人の毎日を快適にしてくれる、とても便利なものであり、健康を力強くサポートしてくれる味方ともいえます。

そんなサプリメントを実際にどう取り入れたらいいのか、じっくりご紹介します。

栄養素は食品から摂るのでは足りないの?

飽食の時代といわれる現代。バランスよく食事をしていれば栄養は満たされると思いがちですが、現代人の多くが糖質、脂質のとりすぎ、タンパク質、ビタミン、ミネラル不足の傾向にあることは意外に知られていません。

ひとつめの理由として考えられるのが、野菜の栄養価の大幅な減少。

一例ですが、トマト100g当たりのビタミンCは1963年には200㎎なのに対し、2000年には15㎎と1/10以下、というから驚きます。

次に白米、小麦粉、白砂糖などの精製食品が増えたことも挙げられます。

精製過程でビタミンやミネラルがそぎ落とされてしまうため、常食している人は不足が心配です。

加工食品も便利ではありますが、製造してから時間が経っているのでビタミンやミネラルがガクンと目減りするうえ、保存性を高めるため味つけを濃くするので脂質や糖質、塩分も増加しがちに。

「肉や卵はヘルシーではない」というイメージからタンパク不足に陥る傾向もあるようです。

こうしたことを考えると、食事だけで栄養は満たされない、ということがわかります。

元気がでない…すぐ疲れる…それって栄養不足かも!?

「常にだるい」「身体が冷えやすい」など、恒常的な不調は日常のテンションを大きく下げてしまうものです。

「やる気が足りないから」「ちゃんと睡眠がとれていないから」などと思うかもしれませんが、栄養不足の可能性も……。

主要ミネラルのひとつ、鉄を例に挙げてみましょう。

鉄不足によってあらわれる不調としては目まいや貧血がよく知られていますが、これは氷山の一角。顔色が悪い、疲れやすい、イライラしやすい、喉がイガイガする、冷えやすい、肌にハリがない、階段を上るとずぐにゼイゼイとしてしまう、万年肩こりである、さらにはうつっぽい気分になる、ということまで……。

実は産後の抜け毛も、妊娠、出産でたくさんの鉄を使ってしまったために起こっていると考えることができます。

栄養不足によってあらわれる不調は鉄に限ったことではありません。

それだけに、意識してビタミンやミネラルをとることが大切だといえます。

足りない栄養はサプリで補う!でも、どうやって選んだらいい?

いまや多くの場所で目にするサプリメント。

私たちの健康を支えてくれるパートナーとなるものを選ぶなら、できるだけ良質、かつ適正な価格のものを選びたいもの。

とはいえ、どれを選んだらいいのかわからないという話は、よく耳にすることです。

実際、サプリメントの品質は実にさまざまです。

選び方によっては、せっかく健康のためにしていることが、添加物のかたまりをとっているだけ、という悲しい事態にもつながってしまうから困ったもの。

私がおすすめしているのは基本的にはメディカルサプリメントですが、身近なものをチョイスするなら、「食品」として売られているものではなく、医薬品同様に高い基準(GMP認定工場)で製造されたものを選ぶとよいでしょう。

価格についても、あまりに安いものは避けておくのが無難。

素材や製法にこだわって作られたものは、やはり価格も相応になるものだと考えます。

サプリメントで積極的に摂取したい不足しがちな栄養素

現代女性に不足しがち、かつ食事で摂りにくい栄養の代表格ともいえるのが鉄。

血液の材料として成長時に多く使われるうえ、生理がはじまれば毎月多くの鉄が奪われることに。

そして妊娠すると胎児の成長に多くの鉄が使われます。

もちろん産後の肥立ちにも不可欠。

女性は男性に比べ一生をかけて鉄を必要とする場面が多いのです。

しかし食事から摂れる量はあまり多くありません。

鉄の多い食品はレバーや肉、卵などですが、これらを日ごろからたっぷりと、積極的に食べているという人はあまり多くないでしょう。

もしダイエットをしていたら、さらに量は不足気味に。

しかも吸収率が低め。動物性食品からは食べた量の10〜20%、植物性食品に至っては2〜5%というから、鉄を食事からとることがいかに難しいかがわかります。

鉄が足りてくると、朝シャキッと起きることができるようになったり、髪にコシが出てきたりとわかりやすいのも特徴。

上手にサプリメントを活用してほしいと思います。

まとめ

バランスのよい食事をしていれば身体に必要な栄養は補うことができる、というのは過去の話。

忙しい現代人の食卓では、残念ながらカバーしきれない栄養素も存在します。こうした不足が長期にわたると、頭痛、だるさ、肩こりなどあちこちから不調が出てくることもあるから気になります。

そんなときに味方になってくれるのがサプリメント。

食事から摂るのが難しい栄養素も手軽にとることができます。

毎日の生活に賢く取り入れて、ハードな毎日を元気に乗り切りたいものです。

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監修:吉川圭美 栄養士・栄養カウンセラー・ライター
5年前、取材で出会った分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)に魅了され資格を取得。「毎日を楽しく、ゴキゲンに過ごすための栄養」をキーワードに、栄養のおもしろさをわかりやすくアウトプットするため活動中。
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