アンチエイジングの味方「抗酸化」に優れた食べ物

2017. 10. 01

年齢を重ねてくるとシミやしわが増え、疲れやすくなるものですが、これには活性酸素という厄介なものが関わっています。
活性酸素により体がサビる(酸化する)ことが原因でこのような老化現象が起こります。
ですが、人の体はしなやかで、酸化に対抗する抗酸化という力も併せ持っています。
この抗酸化力を高め、老化に対抗する方法もまたあるのです。
それはどんな方法なのでしょうか。
普段の食生活に取り入れやすい情報をお届けします。

体がサビる「酸化」の恐怖

人の体は食事や呼吸などで取り込んだ栄養素を、酸素と結びつけてエネルギーに変換しています。
この酸素と物質が結びつくことを「酸化」と言います。
酸化そのものは生きていくうえで必要なことなのですが、この酸化の過程で「活性酸素」という困った性質の酸素が発生します。
活性酸素は、名前の通り酸素の仲間なのですが、酸化力がとても強いため過剰な酸化を行います。
また、周囲への攻撃性も高い酸素です。
過剰な酸化は行き過ぎた酸化で、金属の酸化であるサビ同様、体全体の老化を進めてしまいます。
肌のハリやつやが失われる、シミやしわが増える、疲れやすくなる、骨や歯が弱くなるなどの老化現象は、活性酸素による過剰な酸化が一因となり引き起こされるのです。
こんな厄介な活性酸素はどうやって増えるのでしょうか。
活性酸素は、紫外線や大気汚染、化学物質や生活家電の電磁波などの環境で増える他、激しい運動やストレス、睡眠不足や喫煙などの生活習慣も、活性酸素を増やす要因になります。

基本として摂りたいビタミンA、C、E

活性酸素は厄介なものですが、人の体には活性酸素に対抗する「抗酸化」という力も備わっています。
この抗酸化力を高め、「抗酸化作用」を持つのが、抗酸化ビタミンとも呼ばれる、ビタミンAとCとEです。
まとめてビタミンACE(エース)とも言われます。
どんな働きをするのでしょうか。

・ビタミンAビタミンAはカロテノイド(βカロテン)という天然色素として、食品に含まれることが多いビタミンです。
もともと皮膚や粘膜の健康維持に欠かせないビタミンですが、活性酸素の発生そのものを抑える働きもあります。

・ビタミンC風邪をひいたときにはビタミンCと言われるように、ビタミンCは免疫力を高めてくれます。
活性酸素に対しては活動を抑える力があります。

・ビタミンEビタミンEは「若返りのビタミン」とまで呼ばれる、強い抗酸化作用が期待できるビタミンです。
全身の細胞を活性酸素から守って、活性酸素の活動を抑制してくれます。

抗酸化作用を持つ植物由来の「ファイトケミカル」

近年、その抗酸化作用が免疫力を高めて健康に良いと注目が集まっているのがファイトケミカルです。
ファイトケミカルは、植物栄養素と呼ばれるように、植物を由来とした化学物質で、香りや色、アクなどに含まれています。
植物の持つ香りや色などの化学物質は、紫外線の害や動物の食害から身を守る、あるいは種の保存のために虫や動物の活動を利用するために作り出されたものです。
ファイトケミカルの主なものにポリフェノールとカロテノイドがあります。
ポリフェノールは糖分の一種。
植物が光合成をするときに作る成分の1つで、活性酸素を捕まえて無害化する働きがあります。
カロテノイドは天然色素。
色素はもともと、植物にも動物にもある、紫外線の害から身を守って戦ってくれる成分です。
紫外線によって増える活性酸素と戦う力があるのが、カロテノイドなのです。

これもそう!?実は身近にある抗酸化力のある食べ物

とても頼もしいファイトケミカルですが、どんな食品に含まれているのでしょうか。
ポリフェノールもいくつかの種類に分かれます。
アントシアニンは、赤ワインやブルーベリーなどに含まれ、ヘスペリジンはミカンやハッサクなどの柑橘類に含まれます。
緑茶などの苦み成分はカテキンというポリフェノールの一種で、大豆に多く含まれるイソフラボンもポリフェノールの仲間です。
玉ねぎやそばに含まれるケルセチン、ゴマに含まれるリグナン、コーヒーやゴボウにはクロロゲン酸が含まれており、これらはポリフェノールの仲間です。
天然色素であるカロテノイドは、緑黄色野菜などの色の濃い野菜や果物に多く含まれています。
ニンジンやカボチャにはαカロテンとβカロテンが両方含まれており、トマトやスイカ、赤いグレープフルーツや柿にはリコピンが豊富です。
トウモロコシやホウレンソウ、ブロッコリーにはルテイン、ミカンやオレンジにはβクリプトキサンチンが豊富に含まれています。

まとめ

活性酸素に対抗する抗酸化力は普段の生活の中で高めることができるのです。
抗酸化作用を高めるには、抗酸化力の高い、抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンA、C、Eを意識して取り入れる他に、ファイトケミカルも取り入れてみましょう。
ファイトケミカルはとても種類が幅広く、含まれる食品も膨大です。
ここでは主なものとしてポリフェノールとカロテノイドを挙げました。
好みの食品から食卓に載せてみましょう。

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