手鏡を顔と同じ位置、高さに持って、映った顔は、現在の自分です。
鏡を持ち上げて顔を上に向けると、今よりも若かった頃の自分が映ります。
そして鏡を下げて下を向いた顔を映すと、そこにあらわれるのは5年後の未来の自分の顔です。
老化は毎日の生活の中で気づかずにしている「老け習慣」の積み重ねから引き起こります。
5年後の自分の顔に驚かれたら、老け習慣をなくし少しでも老化のスピードを落としましょう。
ちょっとした外出なら日焼け止めを塗らない
日焼け止めは夏しか使用しない、という方は意外に多いかもしれません。
寒い冬の外出や、室内で過ごす日でも日焼け止めを塗っていますか?
日の当たる場所や窓際など、室内に居てもUV-A波はガラス越しに侵入し、お肌の弾力繊維を破壊します。
そしてお肌が老化する一番大きな原因は、その紫外線による光老化です。
日焼け止めを使い分けるポイントは、SPFの数値の高さです。
春や秋の日常使いならSPF20前後、冬の紫外線量が低い時期ならSPF15ほどで、十分でしょう。
春、夏の紫外線量が多い時期はSPF30、海やアウトドアの時だけはSPF50を使用するようにしましょう。
面倒だからと、一年を通してSPF50を使用するのも、お肌に負担がかかりすぎるのでNGです。
基本ベースの日焼け止めは、SPF20、PA++程度のものがベストです。
また、乳液やBBクリームにUVカットの効果が含まれていれば、毎日のスキンケアでしっかりと紫外線予防できるので、とても便利ですね。
うつむいた姿勢でスマホを見る時間が長い
携帯電話がスマホになって、画面を見る時間が劇的に増加した現代人、今まで予期しなかった症状が様々な形となって現れるようになりました。
例えば、スマホを見つめていることで、まばたきの回数が大幅に減ります。
まばたきは、目の潤いを保つだけでなく、目周りの筋肉のストレッチという役割もあるため、まばたきが減ると、眼輪筋が衰えやすくなる傾向にあります。
その結果、目の下に老廃物が溜まり、目周りのたるみを引き起こす要因になるのです。
また、アメリカの外科手術の医療雑誌『Surgical Technology International』で発表された「Tech Neck(テックネック)」という現象は、うつむいてスマホを見ることで起きる首への負担からくるトラブルです。
この記事によると、首はまっすぐな状態であることに比べて、3〜4倍の負荷がかかっているそうです。
その負荷により、首の皮膚が引っ張られて、首のシワ、たるみ、二重アゴの原因になるという内容です。
これらの改善方法は、何と言ってもスマホを見る時間を減らすことがベストでしょう。
なるべく目線より上の位置で画面を見つめたり、こまめにストレッチをすることも効果的です。
目周りは特に、皮膚が薄い箇所なので指で擦ることは厳禁です。
なるべく遠くを見つめたり、眼球をくるくる回すようなストレッチが効果的でしょう。
日本人は、欧米人にくらべて美白への意識は高いのですが、首回り、デコルテのお手入れについてはあまり関心が高くないようです。
首は顔につながる一枚の皮膚なので、首回りのお手入れはお顔のたるみにも大きく影響することを、しっかり意識しましょう!
階段ではなくエレベーターやエスカレーターを使ってしまう
毎日の生活の中で、階段を使う機会はどんどん減っています。
特に都会で働く場合、オフィスや駅はすべてエレベーターかエスカレーター、自宅はマンションとなると、登って降りるという動作をする機会はほとんどないと言っても良いでしょう。
アスリートが練習で、階段ダッシュを何十本も繰り返すことがよくあります。
階段の上り下りの動作には、プロのスポーツ選手にも有効な、下半身の強化が期待できます。
ただ歩くよりもずっと足の筋肉が鍛えられ、全身の血流促進も活発になります。
足の筋肉が弱いと、下半身から心臓に血液を戻す力、血液循環が悪くなり、体の代謝が低下してしまうのです。
体の中で一番大きな筋肉である前モモに負荷がかかり、体の軸がしっかりすることで体幹を鍛えるトレーニングにもなるため、中高年の体の緩みにはとても有効です。
これからは、なるべく階段を使ってみましょう。
「もう歳だから…」とネガティブな発言をしてしまう
一見すると、ネガティブな思考や発言は、老化に直接的に関係がなさそうですが、実は思考の仕方は体と心を老けさせるとても大きな要素の一つなのです。
マイナス思考は表情を暗くさせます。
眉間にしわがよりへの字の口元になりやすいため、ほうれい線のたるみや表情ジワができやすくなります。
また、物事を悪い方に感じてしまうことでストレスが溜まり、活性酸素を作り出してしまう事から、体のサビや免疫力の低下、細胞の老化につながるのです。
免疫力アップの方法として、食事の管理や健康的な生活習慣のほかに、無理をしても笑う、という方法があります。
お笑いのDVDを見るなど、わざわざ意識して笑うことで、体の免疫力が自然にアップした、という経験をした方もいます。
これは体の中の免疫細胞が、笑うこと、ポジティブでいること、楽しむことで活動が活性化し、免疫力が上がるという仕組みがあるからです。
年齢を理由にこれからの人生を諦めてしまうのは、あまりにも勿体無いことではないでしょうか。
言霊という言葉があるように、口から発する言葉や、脳で考えることには、これから先の未来を左右するのです。
まとめ
日常生活の中で、「老け習慣」を気づかずにしていませんでしたか?
この中でも特に思考の仕方については、女性は老化に対して、何かとマイナス思考になりがちです。
それが心だけでなく体の老化にも影響していたという事は、想像もしていなかったかもしれません。
幸せな心が幸せを呼ぶのではなく、幸せを感じることができる心が、次の幸せを引き寄せるというわけですね。
これらの老け習慣を改善することで、顔の作りも表情も若々しくいられるのですから早速トライしてみましょう。