【ヨガセラピストが教える】冷えの原因と改善方法とは?

2017. 11. 17
三浦香織
監修:三浦香織 ヨガセラピスト
心と体そして魂までも癒しストレスフリーなハッピーライフへ導くマインドフルネスなヨガを提供。アクティブ系~ヒーリング系まで、老若男女問わず対応。Amazon kindleより著書『ストレスさえもエネルギーに変わるヨガ』を出版。

秋が短く、すぐ冬になりそうな今年。
布団に入っても足が冷たくて眠れない。身体の冷えが気になる。と悩む方もいるのではないでしょうか。
冬用の冷えグッズを取り入れるよりも、ヨガで体を動かして根本から冷えの改善をするのも1つの方法です。
冬の辛い冷え症の改善についてヨガセラピストの三浦香織先生に教えていただきました。

冷え症にヨガは効果的なの?

そもそも冷えとは?

自律神経の働きが乱れると冷えの原因となります。
「冷えは万病のもと」と言われるように、体にあるさまざまなトラブルを起こしかねません。
体には体温調節機能が備わっていますが、この機能が正常に働かないと、冷え性や多汗症のような異常が起きてしまいます。
これが自律神経の乱れであり、自律神経失調タイプの冷えと言われています。

ヨガが冷え症に効果的なのはなぜ?

ヨガでは深い呼吸、ゆったりとした各ポーズによって自律神経のバランスをとるので、自律神経の乱れを改善する効果が見込めます。
現に私が教えているスタジオの生徒さんからは、冷えが改善された、という声を多く聞いています。
また、女性は男性に比べ筋肉が少ないため冷え性の方が多いと言われています。
ヨガのポーズによっては、姿勢改善や適度な筋肉がつくことで体温が上がります。
そして、深い呼吸は内臓をマッサージしてもくれ、温まった血液が全身を巡ります。
また、時間をかけて丁寧に凝り固まった体をじっくりほぐしたりすることから、末端までの血行がよくなります。
以上のことから、自律神経を安定させ、適度な筋肉をつけながら体をほぐしたり緩めたりできるヨガは、トータルバランスから見ても冷え症の改善に効果的と言えると思います。

室温が高いホットヨガの方が冷え症の改善が見込めるのでは?

ホットヨガで冷え症の改善が見込める方もいます

ヨガと室温35度~40度程度で行うホットヨガの違いは暑い場所でやるか、常温で行うかですが、ヨガは集中や内観という部分を重んじています。
しかし、ホットヨガの目的は、汗をかくことやダイエットでありそもそもの目的が違うと言えるので、はじめにこの部分を理解するようにしてくださいね。
高い室内で汗が出ないような極度の冷え性の方は、体温調節機能が上手くできていない状態です。
汗は上がった体温を下げる、体温調節のために出ます。
ホットヨガをすることで、衰えていた汗腺が開き、汗を出す機能が高まると、体温調節を行う自律神経のバランスが整って冷え症の改善につながる方もいるでしょう。

ホットヨガを行う際の注意点って?

ホットヨガで体温調節がうまくいくようになる方もいらっしゃいますが、これはあくまでも個人差があります。
汗をかきすぎるのも自律神経の乱れの原因となるのです。
そもそも、日本体育協会では、熱中症予防として、『35℃以上での運動は原則禁止』とされています。
夏場、湿度の高い炎天下や、冷房をかけない室内で過ごすことすら危険なのですから、予想はつくかと思います。
ホットヨガに限らず、今の日本の気候や生活スタイルでは、外気と室内の温度差が大きく体温調整が上手くいかずに体調を崩す方が増えています。
体温を下げるために汗が出ますが、その時多くのエネルギーを消耗しているのです。
その状態で体を動かすことで、体力も消耗し疲労を溜めてしまうのです。
高温多湿の環境で、体力も消耗した状態では、呼吸も浅くなり、意識ももうろうとし、熱中症のリスクが高くなることを認識しておくと危険が回避できるかと思います。
しかし、このような環境でのヨガの深い呼吸や集中というのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
また、もともと冷え性でもない方が、頻繁にホットヨガを行い「自律神経失調症」や「鬱」になってしまうことが近頃問題となっています。
特にホットヨガのインストラクターさんが、体調を崩し辞めていく割合が多いともいいます。
自律神経を整えるヨガですが、逆に乱すヨガになっては本末転倒ですので、その点は注意してくださいね。
この他にホットヨガをおすすめできない方としては、妊婦さん、脳梗塞などの方にはおすすめできません。
汗で血液中の水分が出ていくと、血液がドロドロになります。
また、尿で出る水分が減ることから稀ですが、体質によっては尿管結石などになりやすくもなります。
病気のリスクを高めないよう注意が必要です。
汗をかくとダイエットした気分にはなりますが、単に水分が出ているだけであり、脱水症状にならないよう水分補給を積極的に行わなければなりません。
ホットヨガをする際には、特に水分補給は必須です。
そして、ご自身の体質を知った上で、適度に参加されるのが良いかと思います。
ホットヨガは、体質によっては効果が期待できるかもしれませんが、参加には体調や水分補給など、注意が必要であり、一般的には頻繁に行うものではないと感じています。
通常のヨガは深い呼吸やポーズから、自律神経のバランスを整えるため、冷え以外の体質改善も期待できます。
なにより呼吸などは、身に付けばどこでも出来るのでおすすめです。

まとめ

体温調節をする「自律神経」を整えることが冷え症の改善には大切なのですね。
ホットヨガを行う際は、水分補給や体調に十分に注意をして体験するようにしてください。
次回は、冷え症の改善が見込めるヨガのポーズをご紹介します。

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監修:三浦香織 ヨガセラピスト
心と体そして魂までも癒しストレスフリーなハッピーライフへ導くマインドフルネスなヨガを提供。アクティブ系~ヒーリング系まで、老若男女問わず対応。Amazon kindleより著書『ストレスさえもエネルギーに変わるヨガ』を出版。
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