腸内環境が肌に与える影響とは

2017. 11. 05
PURAVIDA編集部
監修:PURAVIDA編集部

「腸」とは小腸、大腸をまとめた総称で、さらに小腸には十二指腸、空腸、回腸、大腸には盲腸、直腸、結腸、肛門と細かい名称があります。

食べ物が主に消化吸収されるのは、十二指腸や小腸です。

約6メートルもの長さがある小腸内部の絨毛というヒダから栄養素を吸収し、血液中へ送り込みます。

そして大腸に運ばれ水分を吸収し、排泄されるというのが人の消化吸収プロセスです。

実は「腸」にはその他にも様々な役割があり、ここではその役割や、デリケートな腸内環境について、悪化する原因や改善策などを探ってみたいと思います。

意外かもしれませんが腸とお肌の関係もとても密接なので、美肌になる為にも知っておきたい知識をご紹介します。

ヒトの腸が持つ重要な役割とは

腸の役割としてまず最初にイメージできるのが、食べ物を消化する器官であることです。

その働きに加えて、体の免疫力アップ、ウィルスや細菌などからの感染予防、ホルモンバランスのコントロール、自律神経の乱れを整える、なども腸の大切な役割です。

特に免疫力においては、70%もの免疫細胞を腸で担っているため、腸は私たちの健康な体を支えるための縁の下の力持ちといった存在でもあるのです。

また幸せを感じるホルモンとも言われる「セロトニン」という神経伝達物質のほとんどは、腸で作られています。

これは緊張や不安がつのるとお腹が痛くなる、という現象からもわかるように、脳と腸はとても密接な関係がある事もわかっています。

「腸は第二の脳」といわれるのは、この様な関わりを持つことが理由となっていると考えられるでしょう。

腸内環境が悪いとどんな影響が起こる?

腸には100兆個以上ともいわれる細菌が住んでいます。

ビフィズス菌、乳酸菌などが有名ですが、これらは善玉菌といわれます。

腸内を酸性にし、腸をベストな状態に保ってくれる細菌です。

腸内環境が悪化する原因は、大腸菌やブドウ球菌に代表されるような悪玉菌の存在です。

悪玉菌は腸内をアルカリ性にすることで、消化物を腐敗させます。

その腐敗した消化物は再び腸から血液に吸収され、全身に運ばれていってしまいます。

その結果、有害物質の影響が肌にも悪影響を及ぼし、乾燥肌や敏感肌、吹き出物など肌トラブルを引き起こす原因ともなります。

本来は便として体外に排泄されるべき不要物が、再び血液にのって全身に運ばれるなんて、考えるだけでも気分が下がってしまいますね。

影響を受けるのはお肌だけではありません。

腐敗物が体に運ばれてしまうことによって、体臭や口臭の原因になったり、腸内の免疫細胞が弱ってしまうことで、体力の低下にもつながります。

大腸ガンのリスクを高めたり、自律神経のバランスも乱されます。正に百害あって一利なしです。

腸内環境が悪くなってしまう原因

腸内環境の悪化=悪玉菌の増殖を意味します。

悪玉菌が増えてしまう原因を探ってみると、いくつかの要素があることがわかりました。

食事内容の問題

脂肪分は悪玉菌の好物です。

肉や脂が多い食事を摂っていると、悪玉菌が脂肪分をエサとして増殖してしまうことが考えられます。

腸の粘膜が脂によりギトギトに汚れてしまっているイメージです。

またファストフードや保存料、添加物の多い食事も、酸化した脂が、やはり悪玉菌のエサになっているのです。

運動不足の問題

男性よりも女性の方が便秘に悩むことが多いのは、腹筋の弱さにも一因があります。

適度な運動は、腸の動き(蠕動[ぜんどう]運動)を促進し、腸の活動を活性化する働きがあります

ストレス

ストレスは胃に負担を与えるイメージが強いですが、胃だけでなく腸内環境も悪化させてしまいます。

善玉菌はストレスを受けると、減ってしまうことがわかっています。

冷え

冷えは多くの女性が抱える問題です。

自覚しにくく、慢性化することで異変を感じにくいため、大きな病気につながる可能性を高めています。

夏でも冷房の効いた場所に長くいると、体は内臓から冷えてしまいます。

腸は消化酵素が最も活動的に作用するために、40度前後の温度であることがベストです。

冷えは腸の一番の役目、消化吸収の活動を鈍くさせるため便秘につながってしまいます。

腸内環境を良くするためには?

もしも毎日丁寧なスキンケアをしていても、お肌のトラブルが一向に治らない場合は、腸内環境に問題があることを疑ってみてください。

便秘は習慣になってしまうと、その深刻さに自覚症状がない場合もあります。

毎日きちんとお通じが出る状態になるべく近づけるよう、いくつかの対策をご紹介いたします。

発酵食品を食べる

悪玉菌が増殖してしまうのを防ぐために、積極的に乳酸菌を摂取して、善玉菌を増やしましょう。

発酵食品である、ぬか漬、キムチなどの漬け物、ヨーグルト、甘酒など発酵食品は善玉菌を増やす食品です。

食物繊維を取る

食物繊維は人間の消化酵素で消化できない栄養素です。

キノコや野菜の繊維質である「不溶性食物繊維」は腸を刺激し、便秘改善に繋げます。

海藻や長芋、オクラなどのネバネバ成分は「水溶性食物繊維」として善玉菌の餌となって善玉菌を増やすことに役立てます。

ストレス解消

お腹が痛いのに便が出ない、水分の少ないコロコロした便が多い時は、ストレス性の便秘が考えられます。

ストレスが溜まるとついつい飲み過ぎ、食べ過ぎで解消したくなりますが、機能が低下している胃腸には負担が激しく、さらに症状を深刻化させます。

お気に入りの音楽をかけ、入浴剤を入れた良い香りのお風呂にゆっくり浸かって、体を温めることでのストレス解消が最適です。

お風呂上がりの徐々に体温が下がっていく瞬間が、心地よく入眠できるベストタイミングです。

ゆっくり休んで、ゆっくり眠ることが体も心も回復できる方法です。

まとめ

少しでも美肌になりたくて、あれこれ高価なお化粧品でお手入れしてもあまり効果を感じなかった時は、まず自分自身の腸内環境を見つめなおしてください。

あなたのお肌が、せっかくの良い成分を受け入れるための準備が整ってないという可能性が高いからです。

まずは一番大切なインナーケアとして、便秘や下痢のない正しいお通じができているか、がとても大切です。

お肌は腸の鏡。出来ることから意識して改善してみましょう。

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