42歳でまさかの更年期。泣いて暮らした日々から笑顔が戻るまで

2018. 01. 15
監修:川崎あゆみ ライター
キャリア系ライターを経て、美容雑誌・サイトにて年齢を重ねた女性の美容・健康に関する記事を執筆。「女の分かれ道」をテーマにしたウェブサイト~誰かの“決断”が、あなたの“勇気”になる~「ウーマンクロスロード」主宰 

更年期の定義は、「閉経前後の10年間」だとお伝えしてきましたが、年齢で言うとおおよそ45~55歳の10年間を指します。

このことから、20代や30代の女性には「自分の母親世代の女性」のもの、というイメージが強いと思います。

ですが最近では、20代や30代でも更年期障害の症状に悩む女性が増えていると言われており、「プレ更年期」という言葉もできるほどです。

メディアが作った「プレ更年期」とは言葉、年齢でいうと35歳から40歳までの5年間を指すそうです。

その原因は、「女性ホルモンの乱れ」というよりは、ストレスや過度なダイエット、睡眠不足、子育てや職場での大きな責任が原因になっていることも多いそう。

また、食の欧米化やライフスタイルの変化によって女性ホルモンの分泌にも変化があらわれ、更年期が前倒しになっているともいえます。

今回は、42歳からだんだん症状が出始め、回復するまで、7年間もかかったという女性へのインタビューをご紹介しましょう。

42歳から出始めた症状に苦しみ、寝たきりの状態からどのように回復されたのでしょうか。

<K.Iさん(57歳)既婚 子ども2人のケース>

― 40代前半で訪れた更年期。長く苦しまれたそうですね。

42歳から少しずつ具合が悪くなっていきました。

44歳からは3年ほど寝たきりになってしまったんです。

寝たきり生活の後、2年かけてゆっくりと回復したので、具合が悪かったのはトータル7年間です。

― どのような症状だったのでしょうか。

動悸・めまい・息切れ・ホットフラッシュなど、ありとあらゆる症状がでました。

起き上がることもできないほどの重い症状で、食事・洗濯・家事の一切ができなくなってしまいました。

― そんなに。一度に複数の症状に苦しまれたのですね。

44歳~47歳の3年間、症状が一番重くて寝たきりの状態でした。

あまりにも辛いので、「50歳まで生きられないかもしれない」と本気で思ったほどです。

それまで当たり前のようにできていた家事やお出かけも、全くできなくなってしまい、毎日、暗い気持ちで過ごしていました。

― その間、家事などは、どうされていたのですか?

息子が中学生から高校生、娘が小学校高学年から中学生の頃でしたが、「具合の悪い人に、家事なんてさせられない」って言って家事を子どもたちがやってくれていました。

学校に持っていくお弁当も自分で作って詰めて行ってくれていました。

あとから聞いたのですが、1日中寝ている私を心配して「生きてるかな?」と、呼吸しているかどうかベッドサイドまで確認しにきたことが何度かあったらしいです(笑)。

今思うととても切ないですが、2人の子どもたちに反抗期を与えてあげることもできませんでした。

― 回復へのきっかけは、お子さんから言われた一言だったとか。

辛くて毎日泣いていた私に「ママは、いてくれるだけでいいから、泣かないで欲しい。笑っていて欲しい」って言ってくれたのです。

その言葉にハッとして。

子どもたちのためにも笑顔でいようと思ってから、気持ちが前向きになり、だんだん心が軽くなっていきました。

― 素晴らしいですね。やはりご家族の理解は、大切だということですね。

子どもたちや家族の支えもあって、それから徐々に気持ちも明るくなっていきました。

寝たきりであることには変わりなかったので、たっぷりある時間を有効に使おうと、寝たきりでもできることを考えたんです。

それが読書と通販でした。

― 具体的には、どういうことですか?

ネット注文で届いた美容本を読んで、本の中で紹介されている美容方法を試したり、通販で美容グッズや美顔器などを買って試したところ、それが楽しくて。

運動をしていないので、筋肉が落ちないようにベッドに寝たままでEMS機器で鍛えたりしていました(笑)。

― 寝ながら筋肉を鍛えるとは、斬新ですね。

時間はたっぷりあったので、ありとあらゆる美容法や美容グッズを試しました。

そうしているうちに、だんだん肌が元気にキレイになってきたんです。

40歳を過ぎてから肌の衰えに愕然とし、落ち込んでいたのが嘘のようでした。

― 焦らずに自分なりの楽しみを見つけられ、心身ともにお元気になられて良かったですね。

寝たきりで苦しんでいたときは、できないことばかりに意識がいって「あれもできない」「これもできない」と思い込んでいました。

でもあれから8年ほどが経ち元気になった今、あの頃を振り返ると「何もできない時間」があったからこそ、たくさんの本を読み、美容法を試すことができたと思います。

何よりも、家族の温かさに気がつくことができたことが何よりの宝物となっています。

現在K.Iさんは、この更年期障害に苦しんだ時に学んだ美容法を活かし、美容関係のお仕事に就かれています。

心身ともに辛いときは「何もできない」「何もしたくない」と思われることもあると思いますが、そんな時は「頑張ろう」なんて思わずに、自分の体や心が楽になる、楽しくなる状況を作ってください。

K.Iさんのように、何かのきっかけで状況が変わるかもしれません。

神様からもらった“休憩時間”だととらえて、ゆったりと甘やかしてあげましょう。

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監修:川崎あゆみ ライター
キャリア系ライターを経て、美容雑誌・サイトにて年齢を重ねた女性の美容・健康に関する記事を執筆。「女の分かれ道」をテーマにしたウェブサイト~誰かの“決断”が、あなたの“勇気”になる~「ウーマンクロスロード」主宰 
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