40歳を過ぎる頃になると、そろそろ隠したいシミやシワも増え、ついファンデーションを厚塗りしがち。
お肌のハリや弾力も低下する一方ですが…
正しいスキンケアと適切なファンデーション選びで厚塗りせずに済むかもしれません!
若い頃に負けない美肌メイクの秘訣は、徹底したスキンケアとツヤ肌に仕上げる術を身につけること。
意外と間違っていることが多い毎日のお手入れとメイク方法を、この機会にもう一度見直してみましょう。
【部位別】お肌を良く観察することから始めよう
顔は一枚の肌で繋がっていますが、部位によって毛穴が目立ったり、凹凸や色むらができたりなど、状態は決して均一ではありません。
顔をそれぞれの部位に分け、その特徴をしっかりとよく確認しておきましょう。
①目元・口元
目周りの皮膚はゆで卵の薄皮ほどで、極めて薄く繊細です。
口元も同じく皮膚が薄いため乾燥しやすく、良く動かすためにシワになりやすい場所です。
アイクリームなどを利用して、他の箇所より多く保湿し、徹底的に負担や乾燥から守ってあげましょう。
②頬
目元よりも肌自体の厚みはしっかりしていますが、気になるのは毛穴。
毛穴が広がる理由は、水分不足です。
保湿不足で乾燥したり、水分が足りずにハリを失ったりするとたるみが進行し、涙型の毛穴になってしまいます。シートマスクや保湿効果の高い美容液などを利用して毎日たっぷり保湿しましょう。
③Tゾーン
頬や目周りは乾燥していても、おでこと鼻にかけてのTゾーンは脂っぽいというのが日本人に多い混合肌です。
皮脂が多い場所ですので、クリームなどの油分は少なめにし、あらかじめ化粧水でたっぷり保湿することでバランスを保ちましょう。
ファンデーションを塗る前に!まずは素肌力をアップしよう
耐久性のあるしっかりした家を建てるには、丈夫でしっかりした基礎作りをしますね。
お肌も同じく、メイクする前の素肌の状態がわるいと、どんなテクニックを持ってもメイクが美しく仕上がりません。
ファンデーションが薄づきでツヤのある美肌になるために、スキンケアを徹底することが大切です。
・夜のスキンケア
メイク落とし、洗顔、化粧水、美容液、クリームが基本のラインナップです。
メイク落としはオイルが最も洗浄力が強く、ジェル → クリーム → ミルクの順でお肌にやさしい洗い上がりになっています。
ナチュラルメイクであればジェルまたはクリームタイプのメイク落としで十分でしょう。
そして、きちんと汚れを落とした分、たくさんの水分と有効成分を補うために化粧水をたっぷり使います。
まずは500円玉ほどの量の化粧水を、顔全体に押し込むように入れ込みます。
十分に浸透したことがわかったら、2~3分後にもう一度、同じように化粧水で保湿します。
お肌が少しひんやりして、モチモチっとなったら潤っている合図です。
美容液、クリームの順で仕上げましょう。
夏はべたつく季節ですが、インナードライを起こしやすい時期です。
クリームの代わりに乳液でさっぱりと終えたいところですが、きちんとクリームを使用した方が、寝ている間にお肌にしっかりと栄養を届けることができます。
冬の乾燥時期は、クリームの前に乳液をプラスして保湿力をアップしましょう。
・朝のスキンケア
ぬるま湯でサッと洗うか、拭き取りタイプのローションで夜間に分泌された皮脂を拭き取る程度で十分です。
夜と同じように化粧水で保湿を2~3回繰り返し、しっかりとメイク前の土台を作っておくことが大事です。
クリームまたは乳液がお肌にしっかりと入るまで、5~10分待つのがコツ。
すぐに日焼け止めやファンデーションを塗ってしまうと、ヨレる原因になるので馴染む時間を作ることがポイントです。
時間のない朝ですが、できるだけしっかりと保湿することが、お化粧のノリを高め、素肌力がアップする鍵になります。
最近は、メイク前の朝専用シートマスクも販売されていますね。
食事や着替えの時間を有効活用して、徹底保湿を心がけましょう。
下地&コンシーラーは縁の下の力持ち
朝、夜のスキンケアを徹底し、トラブルや肌質を隠すためのメイクではなく、より素肌が美しく見えるメイク術を身につけましょう。
まずは色むらや凸凹を均一にする働きをするため、化粧下地を使用しましょう。
下地は仕上げのファンデーションの密着力を高め、乾燥や皮脂のバランスを整えるなど、化粧崩れを防ぐ必須アイテムです。
さらに、どうしても目立ってしまうシミやクマの部分があれば、コンシーラーを薄く重ねます。
化粧下地とファンデーションは、使用している成分の相性が大切なので、同じメーカーで揃えることをお勧めします。
このプロセスを省いてしまうことが、厚塗りになってしまう原因です。
ある程度下地の段階で、お肌の欠点をカバーし、肌力を底上げしておくことが重要です。
メイクの基本は「いきいきとしたツヤ肌」
ファンデーションの種類は、
・一番薄づきなパウダータイプ
・自然な密着度のリキッドタイプ
・質感が硬くしっかりカバー力のあるクリームタイプ
があります。
40代を過ぎた女性の肌には、密着力と保水力が高く、シミもカバーできるクリームタイプを選びたいところですが、どうしても厚塗りの印象になり、パウダータイプでは素肌に近過ぎてしまいます。
すでに下地とコンシーラーでしっかりと整えた肌には、軽めのリキッドファンデーションがぴったりです。
最近ではスポンジにリキッドを染み込ませたクッションファンデーションなども登場し、より簡単で均一にお肌に馴染ませることができます。
清潔なパフやスポンジを使い、目周りや小鼻などの細かいところは指で叩いて仕上げましょう。
下地、コンシーラー、リキッドファンデーションといった3つを上手に使いこなし、欠点を隠すことより、自然なツヤのあるいきいきとした肌作りを心がけてみましょう。
まとめ
ファンデーションを選ぶときは、化粧品のカウンターで相談し、色々なメーカーのサンプルを使ってみるのがポイントです。
付けたその場の感触だけでなく、1日を通した肌との相性を見極めるのがとても重要です。
特に忙しく過ごした夕方以降の肌状態をしっかり確認しておきましょう。