臭いのは病気が原因? 歯槽膿漏による口臭とは

2018. 06. 08
PURAVIDA編集部
監修:PURAVIDA編集部

朝起きた時や外出先で、自分の口臭が気になることはありませんか?

反対に話し相手の口臭が気になっても、本人に言いにくく我慢してしまう場合がほとんどでしょう。

人は自分自身の口臭にはとても鈍感なため、気付かない間に周囲に迷惑をかけているかもしれません。今回は口臭の原因のひとつ、歯槽膿漏について症状や予防法などを詳しくご紹介します。

口臭の原因は、臭いで判断できる!

口の臭いが気になる場合、歯槽膿漏をはじめ、さまざまなトラブルよって口臭にも違いが出てきます。その原因を知っておけば、自分の口臭が気になった時、ある程度、トラブル状態を把握することができるでしょう。

①歯周病による口臭

40歳半ばを過ぎると約40%、50歳以上では8割近い人が歯周病を抱えているといわれています。

歯周病が重症になると、歯茎が炎症を起こし、歯槽膿漏になります。

この場合の口臭は卵や玉ねぎが腐敗した臭いがします。

②食べかすや歯垢による口臭

歯磨きの際の磨き残した歯垢が、硬くなって固まってしまうと歯石になります。

歯垢が口の中に溜まってしまうと、雑菌が繁殖して口臭を引き起こします。

また虫歯などで歯がかけた部分に、食べかすが入り込んで、腐ってしまうこともあります。

このような場合、腐敗したガスの臭い、チーズや魚が腐ったような臭いを発することがあります。

③舌苔(ぜったい)による口臭

舌を出した時に、白色や黄色っぽい苔のようなものが付着していることがあります。

これを舌苔といい、食べかすや細胞の残骸が舌にこびりついている状態です。

口臭の原因は舌苔によるものが7割以上であり、ザラついた舌からはドブのような悪臭を放ちます。

④ストレスによる口臭

緊張すると口の中が乾くように、唾液の分泌量が少ない時や、強くストレスを感じると酸っぱい臭いの口臭が発生します。

歯槽膿漏の主な症状について

歯槽膿漏の始まりである歯周病は、初期の段階では自覚症状があまりないため、気付かないことが多いのが特徴です。

自然治癒することもなく、少しずつ静かに症状が進んでいくため、「Silent Disease(サイレントディジーズ)=静かなる病気」とも言われています。

気になりだした時にはかなり進行した状態になっていることがほとんどです。

主な症状は下記のように挙げられます。

①口臭が気になる

食事にかかわらず、日常的に口臭がひどくなっていたら、歯周病菌が繁殖している可能性が高いでしょう。歯茎の膿や、出血により血なまぐさいと感じることも。

②歯茎からの出血、膿

歯ブラシをしていて出血が見られたら、歯茎が炎症している証拠です。

③歯茎が痩せる

歯槽膿漏が進行すると、歯を支えてる骨が減少し、骨の上にある歯茎が下がってきます。

歯茎が下がると歯が長く見えるのが特徴です。

④歯が不安定になる

歯茎の炎症がさらに深刻化すると、歯を支える骨が溶けていき、歯がグラグラしてきます。

歯槽膿漏を予防する毎日の口臭ケア

歯周病は深刻化させないのが何より大切です。

日々の生活で出来る、口の中のケア方法をいくつかご紹介しましょう。

①朝晩の歯磨きのポイント

歯磨き粉の宣伝でもお馴染みのプラークとは、歯に付着した白っぽい沈殿物で最近の塊で歯垢のことを意味します。

食事をしたらすぐに歯磨きをして、プラークを掃除する習慣をつけましょう。

歯間ブラシは、歯と歯の間に詰まった汚れをしっかり取り除くことができるので、持っておくべきアイテムです。

また、電動歯ブラシは汚れの除去だけでなく、歯茎のマッサージのモードが付いているものもあるのでとても優秀です。これらを利用して、口の中の汚れを細かく隅々まできれいに掻き出すことが大切です。

②舌苔のケア

舌の上に白くついた舌苔の正体は、細菌の死骸や食べかすです。

また鼻炎の人や口呼吸の習慣がある場合は、口内が乾燥しやすく唾液量が少ないため、舌苔が残りやすくなります。

舌専用のブラシで、傷をつけないよう優しく汚れをとるようにしましょう。

③歯茎マッサージ

歯茎も体の中の一部ですので、とても細かい毛細血管やリンパ管がたくさん通っています。

健康な歯茎は弾力があり、引き締まったピンク色をしています。

赤っぽくブヨブヨとしていたり、黒ずんでいるのは歯周病が進行した状態です。

歯茎はとても傷つきやすいので、硬めの歯ブラシではなく、指の腹でやさしくマッサージし、歯茎の血流を促しましょう。

また柔らかい歯ブラシを歯茎マッサージ用に用意しても良いですね。

唾液をたくさん出すことを意識しましょう

唾液は日常的に口の中で分泌されるため、あまりその量を気にすることはないかもしれません。

唾液は、ほぼ水分ですが、その中には口の健康にとても大切な成分が含まれています。

大変強い抗菌作用があり、口内を清潔に保つために洗浄する働きや、虫歯菌によってダメージをうけた歯を再石灰化や修復する作用もあります。

しかし、更年期以降になると加齢、ストレス、ホルモンなどの影響で唾液の分泌量が減少し、ドライマウスになってしまう可能性が高まってきます。

ドライマウスになると、口内の細菌を洗い流す力が弱くなってしまうため、細菌が増殖し、口臭や歯周病が進行しやすくなるのです。

そのため、唾液を積極的に出すことを意識することが、とても大切になってくるのです。

口の中で舌を動かして口内ストレッチをすると、自然に唾液の分泌が良くなります。

食事の時は早食いにならないよう、よく噛んで食べること、レモン、梅干しなど酸っぱいものを食べる、ガムを噛むなども唾液量を増やすのに効果的ですので、たくさん唾液を出すことを意識して生活するとよいでしょう。

まとめ

40代以降になると、歯周病はとても身近な存在になりますので、日々の徹底したケアが大切ということがわかりました。

歯槽膿漏になったら、まずは歯科医院に行って正しい治療を受けなくてはなりません。

歯科医院専用の歯磨きアイテムなども販売されているので、相談するものよいですね。

重症化することを防ぐためにも、歯科衛生士さんに定期的な口の中の健康診断をしてもらい、こまめにクリーニングをしておくのも大切です。

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