年を重ねるとともに弱く、もろくなっていく骨。
女性は、特に骨がもろくなりやすいと言われています。あなたも骨粗しょう症が気になっているのでは?
今回はこの「骨粗しょう症」についてご紹介したいと思います!
そもそも骨粗しょう症とは? どんな危険性があるの?
以前からテレビなどで紹介されているので、ご存知の方も多いかと思いますが、もう一度どういう病気なのか確認してみましょう。
骨粗しょう症とは、簡単に言うと骨がスカスカになってしまい、骨の強度が低下してしまう、骨の病気です。
この病気自体がすぐに命にかかわることはないのですが、この病気が原因で骨折し、介護が必要になってしまう場合も少なくありません。
どうして骨粗しょう症になってしまうの?
骨粗しょう症の原因をご存知ですか?
大きな原因としては、骨の代謝バランスが悪くなってしまうこと。
骨は常に壊されると同時に新しく作られています。
常に新しく生まれ変わろうとしているのですが、この代謝のバランスが悪くなってしまうと、新しく作られるよりも壊れてしまう方が多くなってしまいます。
この状態が続くと、骨がスカスカになってしまうため、骨粗しょう症の原因になるのです。
では、代謝バランスが崩れてしまう原因はなぜなのでしょうか?
理由としてはいくつか挙げられるのですが…主に、加齢・閉経・無理なダイエットの3つが挙げられます。
1.加齢
年を重ねると生活習慣が変化します。
若かったころよりも運動量が低下したり、食事の量が減ったり。その変化が1つの原因と考えられます。
そして、加齢によって腸の吸収力が低下してしまうことにより、摂取したカルシウムが尿として排泄されてしまいます。
つまり、食事量が減り、摂取カルシウムが減るのに、さらにそのまま排出される量が増えてしまうのです
2.閉経
骨粗しょう症と診断された患者さんの約80パーセント以上が女性だといわれています。
その理由が40代後半から50代にかけて起こる、閉経に伴う女性ホルモンの分泌量の低下です。
女性ホルモンの一種、エストロゲンには「骨を丈夫にする」という働きがあります。
閉経すると、エストロゲンの分泌量も減ってしまうので、骨粗しょう症になるリスクが上がる、というわけです。
そのため女性は骨粗しょう症になりやすい、と言われています。
3.無理なダイエット
無理なダイエットによる運動不足も骨粗しょう症の原因の一つです。
無理に食事制限をして栄養をとらないと、骨の代謝バランスが乱れ、中身がスカスカになってしまいます。
骨は負荷がかかるほど骨を作る細胞が活発になるので、運動をして負荷をかけなければ骨が衰えやすくなってしまうのです。
過度な飲酒や喫煙も骨粗しょう症のリスクが上がる原因の1つです。
予防・対策方法は?
まず、当たり前ですが、骨粗しょう症にならないようにすることが一番。
今からでもバランスのいい食事に変えたり、運動をしたりすることで骨を強くすることは可能です。
ぜひいつもの生活習慣に取り入れてみてくださいね。
骨を強くしたい!そんな方にオススメの食事
カルシウムは、その吸収を助けるビタミンDと一緒に摂取するのがおすすめです。
カルシウムはご存知のとおり、乳製品や豆・種実類、魚介・海藻類に多く含まれており、ビタミンDは魚介類や卵類、キノコ類などに多く含まれています。
普段から馴染みのある食材なので、いつもの食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
例えば、夏には、錦糸卵がたっぷりのったゴマだれの冷やし中華や、キノコのクリームスープなどがおすすめです。
一方で食塩や砂糖などはカルシウムの吸収を阻害したり、カルシウムを尿に排出させやすくしてしまうので、過剰摂取は控えてください。
骨を強くしたい!オススメの運動って?
前述していますが、骨に負荷をかける運動の方が、骨が丈夫になります。
そのため、エアロビクスやバレーボール、重量挙げなどスポーツをやっている選手は骨が強いともいわれています。
しかし、無理にこのような運動をする必要はありません。
骨粗しょう症対策にオススメの簡単な運動は、ウォーキングなどの有酸素運動です。
これは足腰の骨を刺激して骨密度上げるという利点以外にも、筋肉を刺激して、筋力とバランス能力を向上させる、という利点もあります。
まずは1日2kmほど歩くのを目標にしてみるのがおすすめ。
短い距離であっても、継続して行えば効果が期待できます!
日々の買い物のついでに、ちょっと散歩をする、くらいの軽い気持ちで楽しく続けましょう!
まとめ
50代の女性に多い骨粗しょう症。
今、骨粗しょう症になりやすい生活をしていませんか?
きちんと準備をすれば、今からでもできる対策はまだまだあります。
健康に日々を過ごすためにも、まずは健康な骨を手に入れましょう!