【スタイリスト直伝】おばさん体型をうまくごまかすファッションコーデ

2018. 07. 28
監修:都外川 八恵 スタイリング&カラーコンサルタント
スタイリング&カラーコンサルタント。COCOLOR代表。 カラー専門のデザイン会社を経てフリーに。 色やスタイリングに特化したコンサルティングを強みとし、各種メディアからも取材実績多数。 (https://profile.ne.jp/pf/totokawa-yae/)

夏の暑さが本格的になると、ますます薄着になる機会が増えてきます。

 出来れば隠しておきたい体の部位が強調されて、ちょっと後ろ向きな気持ちになっていませんか?今回はスタイリストでもあり、カラーコンサルタントとしても活躍する都外川八恵先生に、おばさん体型のカバー術を教えていただきました。

バランス感覚抜群の先生のアドバイスは、ダイエットより簡単な視覚効果でほっそり見えます。

 おばさん体型のごまかし方をスタイリストさんに聞いてみた!

おばさん体型の印象は、ズバリ「老けて見える」です。

下腹が出ている、お尻が大きい、緩んだ二の腕や肉付きの良い太ももなどが組み合わさって、全体的に太った洋梨体型!

そんな体型を上手にカバーするには、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか?

洋梨体型は「下に下に」「横に横に」と広がっていく体型です。このスタイルをうまくごまかすためには、「上に上に」「縦に縦に」と体型とは真逆の方向に視線を持っていく必要があります。

人は、キラキラしていたり、ユラユラやふわふわしたものや、ちょっとしたスケ感に視線が行きやすいものです。

(また、色の場合は明るく鮮やかな色に視線が行きやすく、無地と柄の場合は柄物の方に視線が行きやすいです。)

これらの要素をスタイリングの上に持ってきて、視線を上手に上半身に集めましょう。

また、縦長には視覚的に「Iライン」効果があるので、ほっそりと見えます。

アシンメトリーやイレギュラーのヘムラインなども、視線を斜めに流すなどの「目くらまし効果」もあります。

これらのデザインを上手く取り入れることで、どっしりとした洋梨型の体型をカバーすることができます。

全体的なシルエットを見たとき、出すところは出して、引き締めるところは引き締めるなどの「立体メリハリ効果」を利用してみましょう!

部位別!気になる部位はこうやってごまかそう!

実際におばさん体型を強調してしまう部位ごとに分けて、上手な着こなしテクニックのポイントを教えていただきましょう。

①下っ腹・お尻が気になる方は

下っ腹はトップスの丈感やヘムなどのデザインで、さりげなくふんわり包んで隠すことができます。

お尻に関しては、隠そうとしすぎると、返って重たく老けて見えることもありますので注意が必要です。

大きいお尻は、見方を変えればセクシーさを出せる箇所なので、隠さない方が全体的なスタイルを美しく見せることができる場合もあります。

・下着などでお尻の形を整えること

・ウエストマークでくびれを出す

・胸をボリュームアップさせる

こうすることで、大きなお尻がボディラインのメリハリとなり、女性らしい曲線を出すことができます。

下っ腹やお尻が気になる場合は、ギャザーやプリーツ、タックなどの入っているデザインは、太って見えやすいので避けたほうが無難です。

またお尻のバックポケットの位置が高めのものを選ぶだけで、ヒップアップ効果だけではなく脚長効果も期待できます。

②二の腕が気になる方は

 年齢と共にたるみがちな二の腕は、徹底的に隠す、または思いきり出すという潔さが大切です。

人はヨーク(切り返し)や、袖や裾のカッティング部分に目が行きやすいものです。

中途半端なところで切れているデザインだと、余計に視線が集中してしまうことがあります。

腕の太いところではなく、細い部分でカットされているスリーブのデザインを選ぶと良いでしょう。

あるいは、思い切って全部出してしまって、他のところに視線が集まるような工夫をした方が、よりいっそうヌケ感が出て、スッキリと見えることもありますよ。

③脚が気になる方は

 脚に関しても、二の腕と同様です。

太くて気にしている箇所で切れている丈のデザインは、オススメしません。

膝の下、ふくらはぎの下、足首など、誰でも一旦は細くなっているところでカットされているデザインの方が、ほっそりとした脚に見せることができます。

パンツの場合は、脚の肉感を拾いすぎないよう、多少厚めでハリのあるしっかりした生地を選ぶよう意識してみて下さい。

合わせる靴は、安定感のあるウェッジソールやチャンキーヒールなど、太めのヒールをうまく活用して、脚を長く華奢に見せる工夫もしてみてください。

THEおばさんになっちゃう服って?

最後に都外川先生に、若々しい印象を与えるコーディネート術について教えていただきました。

「派手すぎる色柄で服が浮いて見えるのは、Theおばさんといった印象で考えものです。

しかし、地味すぎる色柄もくすんで見えて、トーンダウンしてしまうので、老けた印象になりがちです。固定概念を捨て、「シミ」「シワ」「シラガ」「くすみ」など年齢とともに移行する色素を冷静かつ客観的に分析しながら、顔映りがよく見えるものを選ぶことが、おばさんぽい印象にならない大切なポイントです」

自分ではうまく選ぶ自信がないときは、どうしたら良いでしょうか?

「人は『血色』だけは年を重ねても一生変わりません。

自分に似合う色の傾向がまだわからないという方は、一度プロのカラーコーディネーターに見ていただくと参考になります。

似合う柄に関しては、目鼻立ちといったパーツの大きさや形に合わせたものが、しっくりとお似合いになりやすいでしょう」

おばさん体型に見えにくいコーディネートは、ズバリどんな感じでしょうか?

「形(デザイン)は、嫌なところを無理に隠そうと後ろ向きになるのではなく、出すとこは出して、絞るとこは絞るというメリハリを出すようにしましょう。

加えて、ウィークポイントから視線をハズし、チャームポイントに視線を集めるといった工夫も大切です。

水平ラインが多用されているスクエアなデザイン、台形のカッティングやデザインは安定感が出過ぎてしまいますので、あまりオススメしません」

まとめ

これまではおばさん体型を隠したい気持ちから、シルエットの出にくい服ばかりを選んでしまいがちでした。

プロの視点から見ると、かえって逆効果でおばさんっぽさを強調してしまいやすいことがわかりました。

都外川先生曰く、「年を重ねても、軽やかに行き(生き)ること」が、とても素敵な女性の条件のひとつだそう。

まずは思考をポジティブに変えることで、同じ体型でも醸し出す雰囲気が変わって、より若々しさが出るということですね。

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監修:都外川 八恵 スタイリング&カラーコンサルタント
スタイリング&カラーコンサルタント。COCOLOR代表。 カラー専門のデザイン会社を経てフリーに。 色やスタイリングに特化したコンサルティングを強みとし、各種メディアからも取材実績多数。 (https://profile.ne.jp/pf/totokawa-yae/)
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